減価償却・少額減価償却資産 判定ツール
パソコンや機材を買ったとき「全額経費にできるか、何年かけて経費にするか」を判定します。取得価額と取得日を入れると、10万円未満・20万円未満・青色申告の特例の可否と、耐用年数にもとづく当期の償却額が分かります。
判定結果
- 判定に使う取得価額-
- 特例の上限(この金額未満)-
取得日が令和8年4月1日以後のため、特例の上限を「40万円未満」としています。令和8年度改正の大綱で引上げ・3年延長を確認していますが、個人の青色申告者への適用や施行日、年間合計上限は一次資料で未確認です。国税庁の最新案内で要確認。
取得日が延長後の期限(令和11年3月31日・要確認)を過ぎています。特例の適用はできない前提で表示しています。
通常の減価償却をする場合
- 使用する耐用年数-
定率法の償却率データはこの耐用年数(2〜10年、15年)のみ収録しています。他の年数は国税庁の償却率表で確認するか、定額法をご利用ください。
| 年分 | 月数 | 償却限度額 | 経費算入額 | 年末の残高 |
|---|
月割は事業供用月から12月までの月数で計算(1か月未満は1か月)。最終年は備忘価額1円を残します。
金額で変わる4つの扱い
事業で使う物を買うとき、取得価額によって経費の落とし方が変わります。
- 10万円未満:買った年に全額を経費(消耗品費など)にできます。
- 10万円以上20万円未満:3年均等で経費にする「一括償却資産」か、通常の減価償却のどちらかを選べます。
- 青色申告の少額減価償却資産の特例:従来は30万円未満が対象で、令和8年度の改正で40万円未満へ引き上げる方向です(このツールは取得日が令和8年4月1日以後なら40万円未満で判定。適用の詳細は要確認)。年間合計の上限があります。
- それ以上:耐用年数にわたって少しずつ経費にします。
使い方
- 取得価額と使い始めた日を入力します。判定結果にどの扱いが選べるかが表示されます。
- 通常の償却をするなら、耐用年数のボタン(目安)か手入力で年数を指定します。
- 結果の年別表で、各年の償却額と残高を確認できます。
例:25万円のパソコン(耐用年数4年)を2026年10月に使い始めた場合、定額法の償却率は0.250。初年度は3か月分で 250,000×0.250×3/12=15,625円です。青色申告で特例の上限未満なら、25万円を全額その年の経費にする選択もあります。
考え方のポイント
- 定額法は毎年ほぼ同額、定率法は初年度が大きく後半が小さくなります。個人は届出をしなければ定額法です。
- 特例で全額を経費にすると、翌年以降の経費はなくなります。利益が大きい年に使う、という考え方が一般的です。
- 中古品は簡便法で耐用年数が短くなります。経過年数が耐用年数を超えていれば「耐用年数×20%」(2年未満は2年)です。
このツールの限界・注意点
- 制度は改正中です。少額減価償却資産の特例の取得価額上限(40万円未満)・施行日・年間上限・従業員数要件は、一次資料で最終確認できていません。上限額は手入力で変更でき、画面に「要確認」と出る場合は国税庁の最新の案内で確認してください。
- 耐用年数は資産の種類・用途で決まります。表示している年数は代表例の目安で、実際の資産が別の区分になることがあります。
- 定率法の償却率データは耐用年数2〜10年と15年のみです。
- 10万円・20万円の判定は、税込経理か税抜経理かで金額が変わります。ツールは入力値の10%を除いて判定する簡易方式です。
- 期の途中での売却・除却、資本的支出、リース、減価償却資産の「取得日」と「供用日」の違いなど、個別事情は扱いません。
- 特例を使った資産は、確定申告書に添付する「減価償却費の計算」欄や明細書への記載が必要です。
どこまで経費にできるか迷う支出は経費にできる?判定ツールで確認できます。
よくある質問
10万円未満のパソコンは必ず全額経費になりますか?
取得価額が10万円未満(または使用可能期間が1年未満)なら、その年に全額を必要経費にできます。事業に使う割合が低いなら、按分した分だけが経費です。
一括償却資産のメリットは?
10万円以上20万円未満の資産を3年で均等に経費にします。月割計算が不要で、途中で売却しても償却を続けます。通常の償却と選べますが、一度選んだら資産ごとに同じ扱いを続けます。
少額減価償却資産の特例は個人でも使えますか?
青色申告をしている個人事業主が対象の制度です(白色は対象外)。取得価額の上限や年間合計の上限、適用期限が改正されているため、このツールの「要確認」表示を参考に、国税庁の最新案内で確認してください。
定額法と定率法はどちらがいい?
個人は届出をしない限り定額法です。定率法は初年度に多く経費にできる一方、計算が複雑で届出が必要です。迷う場合は定額法で問題ありません。
本ツールの計算結果は一般的な条件にもとづく概算です。個別の事情(自治体・所得の種類・各種控除など)により実際の金額は異なります。税務・法務に関する最終判断は、税理士などの専門家または国税庁・各プラットフォームの公式情報でご確認ください。